神前結婚式で誓詞奏上の後に
「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」を行います。
この儀式は神前に玉串をお供えする儀式です。
玉串とは榊(さかき)の小枝に紙垂(かみしで)をつけたものです。
神前結婚式だけでなく、あらゆる神事において
玉串は用いられています。
玉串奉奠には玉串に自分の心をのせて
神前にお供えするという意味が込められています。
玉串のお供えの仕方は
まず、巫女から玉串を受け取ります。
右手で根元を上から、左手で葉を下から支えるように持ちます。
神前に進み一礼したら、玉串を時計回りに回し、
根元を自分の前に、葉を神前に差し出すようにします。
そして、自分の額に玉串を近づけるように掲げ、
これからの末永い幸せを祈念します。
祈念後は元の高さに降ろし、今度は左手で根元、
右手で葉の方を持つように手を替え、更に時計回りにします。
根元が祭壇を向きましたら、神前に一歩進み
玉串を胸の高さに掲げ、玉串案にお納めします。
最後に、二礼二拍手一礼をします。
これから末永く、幸せに暮らす願いを神に捧げる玉串奉奠は素敵だと思います。
玉串奉奠は結婚式に限らず、行われる儀式ですので
その作法をぜひマスターしましょう。