前回に引き続き、神前式の儀式を紹介します。
神にむかって新郎新婦様が誓いの言葉を述べる儀式を
神前式では「誓詞奏上(せいしそうじょう)」と言います。
誓詞は誓いの言葉のことで、これは巻き紙に書かれています。
内容は結婚の報告、夫婦の誓いなどです。
誓詞奏上ではまず、新郎新婦様が神前に進みます。
一礼した後、新郎様が誓詞を読み上げます。
誓詞の開き方には作法があり、
まず親指を上から差し入れ、誓詞の中腹まで下げます。
親指を立ち上げ一番上を開き、あとは滑らすように誓詞を開いていきます。
読み終えましたら、新郎様、新婦様の順に
自分の名前を述べます。
お名前を述べ終わったら、
新郎様は誓詞の巻き紙を元通りの形に戻します。
元に戻すときも開くときと同じようにします。
誓詞は左から折りたたみ、神前に供えます。
最後に新郎新婦様は二礼二拍手一礼をします。
厳粛な雰囲気のなか、夫婦の誓いを述べることで
これから一緒に生きていくという気持ちがより強くなると思います。
誓詞奏上は和婚の魅力を感じられる素敵な儀式ですね。