ヨーロッパには結婚式にまつわる数多くの言い伝えがあります。
その中の一つ、19世紀から20世紀のヨーロッパでは
婚約後、男性から女性へ毎日花を贈る習慣がありました。
そのとき、男性が好んで贈っていた花は
オレンジの花だったといわれています。
また、プロポーズのときには
男性から女性へオレンジの実を贈ったり、
結婚式当日には新婦様がオレンジの花を
花飾りとして身につけたりしていました。
古くからヨーロッパでは、たわわに丸い実が実る姿から
オレンジは「女性」「多産」の象徴とされてきました。
ギリシャ神話では天帝ゼウスが結婚する際に
妻である女神ヘラへオレンジの花を贈ったとされています。
このことから、オレンジには
「花嫁を守り、幸せに導く力がある」
という言い伝えがうまれました。
そのほか、オレンジの花言葉には
「純粋」「花嫁の喜び」「豊富」「寛大」などといったものがあります。
オレンジは幸せにまつわるさまざまな要素をもった素敵な花ですね。