神前式で玉串奉奠が終わりましたら、
両家が親族となる誓いの儀式「親族杯の儀」へと進みます。
親族杯の儀は親族固めの杯とも呼ばれます。
両家が杯を交わして、親族となることを誓います。
かつては杯を酌み交わしていましたが、
今は巫女が両家の上座から順にお神酒を注いで回ります。
両家列席者全員の杯にお神酒が注がれたところで
列席者全員が起立し、巫女の合図でお神酒を飲みます。
飲み方は三三九度のように、姿勢よく口に近づけます。
一口、二口目は口をつけるだけで、三口目で飲み干すようにします。
結婚は新郎新婦様お二人だけが結ばれるのではなく、
両方の家族が結ばれることでもあります。
そのため、式の最後に親族杯の儀を行うことで
新郎新婦様を中心に二つの家族が一つに結んでいます。
とても深い意味をもつ大切な儀式の一つですね。