ウェディングドレスは現在、花嫁衣装として普及しています。
日本で最初にウェディングドレスを着用した結婚式は1873年に行われましたが
一般層にまで急速に普及したのは1960年代後半から1980年代です。
今回はウェディングドレスが日本に普及していく歴史について少しご紹介します。
日本で最初にウェディングドレスを着用した女性は
1873年、長崎で中国人と結婚した磯部於平という女性です。
当時は日本にウェディングドレスはなく、国外で購入したものでした。
その後も洋式の結婚式は著名人に限られたものでした。
第二次世界大戦後に日本にアメリカ文化が広まっていくことで
ウェディングドレスは一般層にも知られていきますが
それでも1960年頃はウェディングドレスの利用者は全体の約3%といわれています。
その後、生活様式の洋風化、西洋文化への根強い憧れ、
そしてウェディングドレスの供給側の充実もあって1960年代後半から1980年にかけて急速に普及しました。
花嫁の憧れともいわれているウェディングドレスの普及には
ウェディングドレスの供給を充実させるために行動した人など多くの人がかかわっています。
婚礼衣装に限らず、結婚式に関する選択の幅が広がっていくことは
お二人のさまざまな声を反映した結婚式がつくられるようになったといえるでしょう。