結婚式で鳴らす鐘でメロディーが鳴る鐘をカリヨンの鐘と呼びます。
カリヨンの鐘は幸せを呼ぶ平和の鐘であり、
古くから平和の象徴とされてきました。
鐘は紀元前1万年前ごろに、中国やインドで誕生したといわれ、
その後、アフリカ、ヨーロッパなど世界各地に広がりました。
鐘はアフリカでは、健康と子孫繁栄を保証するものとして大切にされ、
多くの宗教で、鐘は建物の守り神とされてきました。
また、鐘には悪魔や不幸を追い払う力があるとされ、
キリスト教会や仏教寺院でも、大切にされました。
複数の鐘を組み合わせてメロディーを奏でる
カリヨンの鐘は15世紀に誕生しました。
カリヨンは楽器として演奏するものですが、
現代でも建物に取り付けて、一定の時刻ごとにメロディーを奏でることが多いです。
これは、鐘が持っている悪魔を祓う力への信仰が続いていることにあるといわれています。
平和、幸福の鐘であるカリヨンの鐘を
お二人の新たな旅立ちの日に奏でることは心に響く素敵な思い出になりますでしょう。