神前結婚式で行われる儀式で使われるものには
それぞれ意味が込められています。
今回は玉串奉奠と親族固めの盃で使用する
玉串と榊、御神酒についてご紹介します。
玉串奉奠で使う玉串とは
榊の枝に紙垂をつけたものです。
この玉串に自分の魂をのせて神に捧げるという意味があります。
榊は玉串の他に、大幣の持ち手に使われたり、
神殿の両サイドにある緑色の布「真榊」として祭られたりと、
神前式ではよく利用されています。
榊は常緑樹で、繁栄の象徴とされています。
また、榊の字は「木」に「神」という字を組み合わせたものです。
これは「人と神との境の木」ということから作られたといわれています。
神前式の最後には、巫女によって注がれた御神酒を
新郎新婦様と御親族の皆様がそろって飲み干す親族固めの盃が行われます。
同じ御神酒を一緒に飲み干すことによって、両家の契りを交わす儀式です。
御神酒を使う理由は御神酒の原材料がお米であるからとされています。
古来から米には漢字の通り「八十八」の神が宿るとされていました。
御神酒はそのお米を原料として作られています。
たくさんの神様を凝縮したものとして神事で使われています。
神前式で使われるものにはそれぞれ大切な意味が込められています。
一つ一つの意味を知ると、より心がこもった素敵な結婚式になると思います。
由来や意味をお伝えしながら、お客様の結婚式が素晴らしい一日になりますよう
一緒に作りあげてまいります。